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英語絵本の読み聞かせって大切なの?
大切です!注意ポイントを説明しますね。
おうち英語に英語絵本の読み聞かせを取り入れている家庭は多いと思います。
ポイントを押さえることで、インプット効果がぐっと上がりますよ!
英語絵本読み聞かせのメリット
読み聞かせには、語彙力アップ、読解力の向上、親子のコミュニケーションを深める効果があります。
今回は、特に英語絵本の読み聞かせがバイリンガル育児にどう役立つのかにフォーカスしてお話しします。
バイリンガル育児における読み聞かせの効果
- 英語習慣が自然に身につく
英語の絵本を読み聞かせることで、子どもは英語を自然に耳にする機会が増えます。毎日少しずつ聞くことで、英語が特別なものではなく、日常の一部として定着していきます。 - 外国の文化も一緒に学べる
絵本を通じて、外国のお話や習慣、価値観に触れることができるのも大きな魅力です。これにより、子どもたちはさまざまな世界観を学び、柔軟な考え方を養うことができます。例えば、異なる国の風習やお祭り(イースターやサンクスギビング)など日本ではなじみのない習慣を学ぶことができ、国際的な視野を広げることができます。 - 新しい言葉をたくさん覚えられる
絵本を通して、子どもたちは新しい単語やフレーズを自然に学びます。色鮮やかな絵とシンプルな文章が組み合わさることで、理解しやすくなり、語彙力が豊かになります。例えば、動物が登場する絵本なら、「cat(猫)」や「dog(犬)」などの基本的な単語を学ぶことができます。また、日常会話ではあまり使われない言葉も含まれているため、「adventure(冒険)」や「imagine(想像する)」など、少し難しい言葉も自然に身につきます。 - 英語を読む力の基礎ができる
絵本を見ながら英語を聞くことで、文字と音のつながりが自然と理解できるようになり、将来的に英語を読む力を伸ばす基礎が築かれます。 - 親子のコミュニケーション
何より大切なのは、楽しみながら学ぶことです。一緒に絵本を読む時間は、親子にとって貴重なコミュニケーションのひとときです。楽しむことが、長く続けるための秘訣でもあります。
読み聞かせのベストタイミングがある?
そんなメリットたっぷりの絵本の読み聞かせですが、
その効果をさらに高めるには、最適なタイミングや時間帯、読む時間の長さが重要です。
いつ読むのがベスト?
どれくらいの時間がいいの?
読む順番は重要?
といった疑問に、いくつかの研究をもとにおすすめの方法を紹介します。
読み聞かせにベストな時間帯
特に朝と夜の読み聞かせが効果的だという研究結果があります。
これらの時間帯が子どもの注意力や学習意欲に影響することが分かっています。
出典:A Good Time to Read: How Time of Day Influences Young Children's Literacy Learning (International Journal of Early Childhood Literacy
朝の読み聞かせ
効果: 学習意欲を高める
朝は子供の注意力が高く、新しい情報を吸収しやすい時間です。
朝の読み聞かせは、1日の始まりにリズムを作り、学習意欲を高めます。
朝にオススメな絵本
- 初めてのアルファベットにぴったり!
- 宇宙への興味付けにぴったりな本
- 初めての時計のお勉強に!
夜の読み聞かせ
効果: 親子の絆を深める、リラックスさせる
夜はリラックスした雰囲気の中で行われ、子供の就寝前のルーチンとしても効果的です。
寝る前にリラックスして本を読むことで、親子のつながりが深まり、学んだ内容がより定着しやすくなります。
夜にオススメな絵本
- 大好きを共有する本
- おやすみの前の習慣が学べる+家族愛
- 子守歌でおやすみなさい
1回の読み聞かせ時間と頻度
でも1日2回も絵本時間取れないよ!
1日に2回も絵本の時間を取るのは難しいという方も多いですよね。
我が家も絵本の時間は寝る前の1回だけです。
そんな方は、1回の読み聞かせの時間と、頻度に着目しましょう!
1回の読み聞かせ時間
1回の読み聞かせの理想的な長さは、
子どもが集中できる時間です!
子供の集中力は個人差がありますが、一般的に下記が目安です。
子供の年齢と集中力
■乳幼児(0〜3歳)
5〜10分程度の読み聞かせが効果的です。
絵本のページをめくるなど、インタラクティブな要素を取り入れると良いです。
■幼児(3〜6歳)
15〜20分程度の読み聞かせが適しています。
この年齢の子供は物語を理解し始めるため、少し長めのストーリーも楽しめます。
特に集中してほしい本は
集中力のピーク時に読む
子供の集中力がまだ高い最初の5〜10分に読むと、子供が内容にしっかりと注意を向けやすくなります。
1回の読み聞かせでも読む順番を工夫すると効果的なインプットが可能です。
読み聞かせ頻度
1日1回以上を毎日続ける
AAPは、毎日の読み聞かせが子供の学びや成長にとってとても大切だと強調しています。
毎日続けることで、子供の成長をサポートすることができます。
出典:American Academy of Pediatrics. (2014). Literacy Promotion: An Essential Component of Primary Care Pediatric Practice.
読み聞かせを毎日続けるアイディア
これだけ聞くと
子供のために『毎日頑張らなくては!』と考えてしまうと思います。
しかし、毎日完璧な読み聞かせをしようと思う必要はありません。
忙しい日は1冊だけ、5分程度でも構いません。
「明日また頑張ろう」と思えばOKです。
大切なのは継続することです。
絵本選びのポイント:楽しさを第一に
絵本のレベルにこだわりすぎない
絵本の時間は、何よりも親子のコミュニケーションの時間です。
おうち英語を頑張っていると、つい新しい言葉のインプットを優先しがちですが、それは二の次に考えましょう。
最も大切なのは、絵本の時間が親子にとって楽しい時間になること。
なぜなら:
- 楽しい時間は継続につながります
- 継続はより多くのインプットを生み出します
- 豊富なインプットは、やがてアウトプットへとつながります
このように、読み聞かせ時間を楽しむことが、良い連鎖を生み出すのです。
絵本選びのアドバイスとしては、次のような点を基準にしてみてください:
- 子供の興味がある内容の本
- 親子で一緒に楽しめる本
- 会話が生まれるような本
下記の記事にも楽しい読み聞かせがインプットそしてアウトプットにつながった体験談を書いています。楽しい絵本時間を作る参考にしてみて下さい。
より効果的な絵本選びの方法
楽しさを第一に考えることが基本ですが、
お子さんの成長に合わせて、より効果的な絵本選びの方法もあります。
特に、以下のような場合に有効です:
- 年長の子ども(例:5歳以上)
- 集中力が高く、じっくり絵本を楽しめる子ども
- 言語学習により意欲的な子ども
このような場合、
言語習得理論の一つである『i+1』の法則を参考にしてみましょう。
この方法を取り入れることで、今のレベルよりもちょっと難しい挑戦ができます。
楽しみながらも着実に言葉のインプットを進められます。
『i+1』理論については下記の記事をチェック▼▼
インタラクティブな絵本時間
その絵本時間を親子の良いコミュニケーションの時間にするために、大切にしていただきたいのが、
『インタラクティブ性』です。
『インタラクティブ』って何?
簡単に言うと、
お互いにやりとりをしながら進めていくこと
つまり、絵本を読むときに、ただ親から読むだけでなく、子どもと一緒に話したり、質問したり、答えたりしながら楽しむことなんです。
では、なぜインタラクティブな絵本時間が大切なのでしょうか?
研究から見えるすごいインタラクティブ効果
研究で、インタラクティブな要素を取り入れた読み聞かせとそうでない場合に、子どもの語彙発達に違いが出ることがわかっています。
具体的な効果を見てみましょう。
- 語彙力の向上
インタラクティブな読み聞かせを行った子どもは、新しい言葉をより多く覚え、使えるようになりました。
出典: Whitehurst, G. J., et al. (1988). Accelerating language development through picture book reading. - 言語発達の促進
対話を交えながら絵本を読むことで、子どもの言語スキルが大きく伸びることが確認されています。特に、文章を理解する力や自分で話す力が向上しました。
出典: Mol, S. E., et al. (2008). Added value of dialogic parent–child book readings: A meta-analysis. - 読解力の強化
インタラクティブな読み聞かせを経験した子どもは、後の学校生活でも読解力が高い傾向にありました。
出典: Mol, S. E., et al. (2008). - 学習意欲の向上
絵本を通じて楽しく学ぶ経験が、その後の学習全般への意欲を高める効果があることもわかりました。
出典: Sénéchal, M., & LeFevre, J. A. (2002). Parental involvement in the development of children's reading skill: A five-year longitudinal study. - 親子関係の強化
一緒に本を読み、対話を楽しむことで、親子の絆が深まり、コミュニケーションが豊かになることも報告されています。
出典: Sénéchal, M., & LeFevre, J. A. (2002).
具体的なインタラクティブな読み聞かせの法
まずは、こんな風に始めてみましょう
絵本を読みながら
「次はどうなると思う?」
"What do you think will happen next?"
絵を指さして
「これは何だと思う?」
"What do you think this is?"
登場人物の気持ちを想像して、
「どんな気持ちかな?」
"How do you think they feel?"
待って!
英語で問いかけなんて無理!
英語が得意でないママやパパは、インタラクティブなやり取りが難しいと感じるかもしれません。
でも、英語で話しかけることだけがインタラクティブではないんです。
絵本の時間をインタラクティブに楽しむことは、英語が得意かどうかに関係なく、誰でもできるんですよ。
ポイント①:リアクションをする
ページをめくって「Woow!」や「Oh!」とリアクションするだけでも、十分にインタラクティブです。
親が絵本を楽しんでる態度を見せる。
ポイント②:単語をならべる
単語を並べるだけでもOKです
絵本の中で目に入ったものを指さしながら、単語を並べるだけでも効果的です。
ポイント③:ゲームをする
絵のに描かれている物を読み上げてタッチするタッチゲームもチロと盛り上がります。
"I Spy" ゲームなども簡単な英語で取り入れやすいです。
+αのポイント 絵本の時制を気にする
英語絵本の読み聞かせに慣れているママパパや、集中して絵本を楽しめる子の場合、余裕があれば是非取り入れていただきたいのが、絵本の時制のバランスです。
昨日」「今日」「明日」など時制の感覚がついてくるのが3歳~5歳ごろと言われています。
絵本の時制とは?
絵本には「過去形で書かれた絵本」と「現在形で書かれた絵本」で書かれているものがあります。
過去形の絵本は、過去に起こった出来事を語るもので、現在形の絵本は今起こっていることや日常の出来事を描写しています。
絵本の時制を意識して選ぶことでさらに効果的な学びが期待できます。
時制をバランスよく読むことのメリット
時制の使い分けが上手くなる
過去形と現在形の両方を読むことで、子どもは自然に時制の使い分けを学びます。
これにより、正しい文法を身につけやすくなります。
過去形の絵本のメリット
- 物語を理解する力がつく
過去の出来事を順序立てて理解することで、ストーリーを追う力が育ちます。 - 時間の流れを学ぶ
過去の出来事を語ることで、時間の概念や出来事の順序を自然に学びます。 - 語彙が増える
異なる時制の表現に触れることで、語彙の幅が広がります。
現在形の絵本のメリット
- 日常の表現を学ぶ
日常生活や習慣について書かれているので、普段使う表現を自然に覚えられます。 - 対話の練習になる
現在形の表現は会話でよく使われるので、親子での会話の中でも役立ちます。 - リズム感が身につく
繰り返しの多い文章は、リズム感があり、楽しく読み進められます。
まとめ:楽しく継続が鍵!
今回は、英語絵本の読み聞かせを効果的に行うやり方を説明してきました。
絵本タイムは、動画視聴よりも親子の濃密なコミュニケーションの機会です。
絵本のレベルにこだわりすぎず、親子のコミュニケーションを楽しむことが、最も効果的な英語学習につながります。
この大切な時間を通じて、楽しみながら子どもの英語力を育てていきましょう。