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私の英語が子供にうつるか不安。
大丈夫です!
子どもは自分で修正する能力を持ってます!
子どもには綺麗な発音、正しい文法で英語を習得してほしいと思いますよね?
親の英語力は子供にどう影響するのでしょうか?
本記事では、親の英語は本当に子供にうつるのかを詳しく説明します。
子どもはどうやって正しい英語を習得するのかを、研究事例を交えて紹介します。
最後まで読めば英語の間違いを気にせず おうち英語に取り組めるようになりますよ!
目次
親の『発音』は子供にうつらない!
ママが英語が不得意で、
自分の発音が子供の英語習得に悪影響を与えるのでは?
と心配になる気持ちはよくわかります。
しかし、研究によると、
親の発音が少し不正確であっても、子供の英語習得に大きな悪影響を与えることは少ない
とされています。
子供がどのように言葉を学んでいくのかを見ていきましょう!
『正しい音』の習得法
Patricia Kuhl博士の研究で「統計的学習」というものがあります。
統計的学習とは?
子どもは多くの音声データを集め、その中で頻繁に聞く音声パターンを基に言語のルールを学びます。
聞いた音の頻度に基づいて、よく聞く音や音声パターンを優先して認識し、習得します。
たとえば、
もし親が「R」の発音を少し間違えていても、子どもがテレビやネイティブスピーカーから正しい「R」の音を頻繁に聞いていれば、より多く聞く方を正しい音として自然に学び取ります。
つまり、子どもは
「正しい音」を統計的に選び取るのです。
正しい音を聞かせる
このことから、子どもに正しい英語の発音を身につけるためには、
できるだけ多く正しい音を聞かせる
ことが大切だとわかります。
具体的には:
- 英語のアニメやTV番組を一緒に視聴する
- 英語の絵本の読み聞かせをする(音声付きの電子絵本も効果的です)
- 可能であれば、ネイティブスピーカーとの交流の機会を設ける
- オンライン英会話や英会話教室などを活用する
ネイティブスピーカーの音声や映像教材、英語の絵本、動画、アプリなどを活用して
長期的に正しい発音を聞かせ続けることで、
統計的学習のプロセスが自然に働き、子どもは正しい発音を習得していきます。
研究出典:Kuhl, P. K. (2004). Early language acquisition: Cracking the speech code. Nature Reviews Neuroscience, 5(11), 831-843.
親の『文法』は子供にうつらない!
文法の間違いも心配になりますよね?
しかし、発音同様、
親の文法ミスは子供の英語習得に大きなマイナスの影響を与えることはありません。
子供は言語を学ぶ過程で、いろいろな文法的な入力を受けます。
親の間違いもその一部として受け入れられ、
他の正しい例と比較して自然に修正されることが多いです。
親だけが唯一の英語インプット原でない場合、ネイティブスピーカーの音声や映像教材、英語の絵本、動画、アプリ、プレイグループでのやり取りなど、他のソースから正しい文法を学ぶ機会があります。
また、日本では、学校授業で文法を習う機会もあります。
このように多様な形でインプットがあることで、子供は自然に言語のルールを習得していきます。
子供は間違いをしながら学びます。
英語の発音同様に、子供が正しい文法を耳にする機会を増やすことが大切です。
研究出典:Kuhl, P. K. (2004). Early language acquisition: Cracking the speech code. Nature Reviews Neuroscience, 5(11), 831-843.
King, K. A., & Fogle, L. (2006). Raising bilingual children: Common parental concerns and current research. CAL Digest, Center for Applied Linguistics.
でも短期的にはうつる!
ここまで読んで、親の英語はうつらないと安心されたと思いますが、
特に幼少期には、子供は親の言葉遣いを真似する傾向があります。
親が日常的に使う言葉が子供にとっての主な言語のインプットとなり、その影響を強く受けます。
そのため、親の発音や文法の誤りが子供に一時的に映るのは避けられないんです。
英語習得までの期間
上記で述べた長期的なインプットは1年や2年の話ではありません。
研究では、移民の子供たちが現地の学校に通い、正しい英語の発音や文法に日常的に触れる機会が多かったことが、発音や文法の修正を促す大切な要因となっていました。
日本でおうち英語を実践する場合、同じように頻繁に正しい英語に触れる機会を作るのは難しいかもしれません。
そのため、より長期的な取り組みが必要になります。
10年、15年と長い目で子供の英語力を育てていくことが大切です。
親の英語力より、関わり方が鍵!
でも、親が英語力が高い方がいいよね?
もちろん、親が英語が得意であれば、その環境は子供にとって理想的です。
親の英語力が高いと、子供も自然に英語を習得しやすくなります。
ただ、おうち英語に必須ということではありません!
親の態度や関与が子供の言語習得に大きな影響を与えることが研究でも示されています。
親は英語のモチベーションを与える役割
おうち英語では、親の英語力よりも、子供に英語を学ぶ意味を与えることが大切です!
この研究のポイント
- 動機づけが大事
動機づけ=『その理由』や『やる気』
子供が英語を学びたいという気持ちが強いほど、上手に学べる。 - 親の態度が重要
親が英語を楽しみ、積極的にサポートすることで、子供も英語を好きになりやすい。 - 環境が影響
家庭や学校で英語を使う機会が多いほど、上達が早くなる。 - 親の関与
親が子供の英語学習を積極的にサポートすることで、子供の学びがもっと効果的になる。
つまり、親の英語力よりも、親が英語学習に対して前向きで積極的なサポートが、子供の英語上達にとても大切ということです。
まとめ:正しい英語の習得は長期的
今回は、親の英語の間違いが子供の英語にどう影響するかについて解説しました。
親の英語がうつるのでは?
を気にして親が積極的に英語を使わないのはもったいないです。
大切なのは親が完璧な英語で話すよりも、子供が英語に対するモチベーション高く保てるようにサポートすること。
それには、親が英語を使う姿を見せることはとても効果的です。
おうち英語は、一朝一夕では結果が出ないかもしれません。
しかし、子どもの素晴らしい言語習得能力を信じ、気長におうち英語楽しみましょう!