★おうち英語のやり方

【おうち英語のかけ流し】これが正解!英語耳を作る2種類のかけ流し法

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かけ流しにも効果的なやり方があるの?

チロママ

あります!ただ流せばいいわけではないですよ!

かけ流しには種類ががあります。

使い分けることでインプット効果があがりますよ!

この記事でわかること

  • かけ流しのメリット
  • おうち英語のかけ流し方法2種類
  • かけ流しに適した音源とやり方

最後まで読めばおうち英語に効果的なかけ流しを取り入れられますよ!

※ここでの「かけ流し」というのは、主に音声のみの話をしています。映像視聴は含まれませんが、動画の音源だけを使う場合は含まれます。

おうち英語のかけ流しのメリット

幼児期は耳から多くの情報を吸収する能力が高いです。

特に幼児期は、言語の音やリズムに対して非常に敏感です

この時期の子供は、言語を自然に学ぶための特別な能力を持っています。


かけ流しはその特別な能力を利用する方法です。

「かけ流し」のメリットについてご紹介します。


  • 英語の音に慣れる
    かけ流しをすることで、子どもは自然と英語の音に慣れます。これは、日本語とは異なるリズムや発音を身につけるためにとても大切です。日常的に英語の音を聞くことで、耳が英語に慣れ、自然な発音が身につきやすくなります。

  • 語彙が増える
    かけ流しによって、子どもは日常的にたくさんの英語の単語やフレーズに触れることができます。例えば、英語の歌や絵本の朗読を聞かせることで、子どもは楽しく言葉を覚えます。特に、1歳を過ぎた子どもは言葉の意味を理解し始める時期なので、この時期にたくさんの語彙をインプットすることが大切です。

  • リスニングスキルの向上
    かけ流しを続けることで、子どものリスニングスキルも向上します。英語の音声に日常的に触れることで、聞き取りの力が強くなります。特にネイティブスピーカーの話すスピードや発音に慣れることができるため、将来的に英語を聞き取る力が高まります。

  • 自然な言語習得
    かけ流しは、英語を「勉強」としてではなく、自然な環境の一部として習得する手助けになります。これにより、子どもはストレスなく英語を学ぶことができます。母語を学ぶプロセスに似ているため、自然と英語が身につくのです。

おうち英語のかけ流しの種類

かけ流しには主に2種類あります。

集中して聞く「アクティブリスニング
背景音で聞く「パッシブリスニング


それぞれ得られる効果とアプローチの仕方が異なります。

また、使用する音源を変えることでさらに効果を高めることができます。

以下、かけ流しの種類別に、その効果と方法をご紹介します。

アクティブリスニング(Active Listening)

アクティブリスニング

単に英語を聞き流すのではなく、集中して積極的に内容を理解しようとする聞き方のことです。

言わば、「耳を傾ける」という表現がぴったりの方法です。

アクティブリスニングの効果

  • 語彙力の向上
    単語や表現を学ぶインプットとしての効果が高い。

  • リスニング力の強化
    英語の音やリズムに慣れ、聞き取る力が高まります。

  • 理解力の深化
    同じ内容を繰り返し聞くことで、より深い理解が得られます。

  • 記憶の定着
    積極的に聞くことで、学んだ内容が長期記憶に残りやすくなります。

アクティブリスニングのやり方

ポイント

  • 短時間で集中
    3分-20分程度の短い時間(年齢に応じて)で行います
  • 回数を分ける
    1日に2-3回、時間を空けて行うのが効果的です
  • 繰り返し聞く
    同じ内容を複数回聞くことで、理解を深めます
  • インタラクションを追加
    親子で一緒に歌を歌ったり、簡単な会話をする


長時間よりも短時間を複数回に分けて行う方が、子どもが集中力を保ちやすくなります。


なので時間を空けて10分×3回など行った方が一度に30分行うより効果的とされています。

アクティブリスニングで使用する音源

アクティブリスニングで気を付けたいのが

音と意味が紐づいている音源を使用すること


完全に未知の内容よりも、ある程度意味が分かっている、または理解可能な内容を聞くことが効果的です。


年齢や英語レベルに応じて、下記のような音源を取り入れてみましょう。

  • 乳幼児(0-3歳)
    短い歌や韻を踏んだ詩、簡単な繰り返しのあるお話

  • 幼児(3-6歳)
    5-10分程度の物語、教育的な内容の短いアニメーションの音声

  • 学童(7歳以上)
    年齢に合った短い物語や童話、興味のあるトピックについての短い説明、簡単な会話やインタビュー

出典:Vandergrift, L., & Goh, C. C. M. (2012). Teaching and learning second language listening: Metacognition in action. Routledge.

アクティブリスニングにオススメの音源

  • 絵本の読み聞かせ音源
    いつも読んでいる絵本の読み聞かせ音源を使うのも効果的です。絵本によってはCDが付属しているものや、音源をダウンロードできるものもあります。また、YouTubeでお手持ちの絵本を検索すると、絵本の読み聞かせ動画が見つかると思います。音だけ使用してください。普段から読んでいて、言葉の意味が理解できている絵本の音源は有効です。


  • いつも見ている動画の音源
    普段映像で見ている内容を、かけ流しとして音源だけ使用するのも良い方法です。意味と音が一致している内容が効果的です。

    ※注意点:動画の音源を使用する場合、映像がないとストーリーが理解できないものもあります。そういったものはかけ流しには適していません。

チロママのオススメの音源

チロママ

オススメは昔話系のお話です

私がかけ流しで使用しているのは下記のような昔話系のお話です(おとぎ話、イソップ童話やグリム童話など)です。

例)

YouTube:The Great Big Turnip | Fairy Tales | Musical | PINKFONG Story Time for Children

私はYoutube『PINKFONG』の昔話シリーズがお気に入りです。

このシリーズすごくたくさんあるので、ぜひ検索して探してみてください。

オススメポイント

  1. 映像でも見せて、音だけのかけ流しにも使用できる


  2. 読み上げ速度がゆっくりで聞き取りやすい

  3. キャラクター同士の会話も含まれているので、自然な対話のインプットになる

  4. 1話が2〜5分と短く、適度な長さである

  5. 基本的な語彙が学べる

  6. 昔話なので教訓や教育的な内容が多いい

  7. 音楽が入っているものもあり、聞いていて楽しい

パッシブリスニング(Passive Listening)

パッシブリスニング

英語を意識的に聞こうとせず、BGM(背景音楽)のように流し続ける聞き方のことです。「Passive listening」や「Background listening」とも呼ばれます。

子どもが遊んでいる間や他の活動をしている間にバックグラウンドとして音源をかけ流すことです。

パッシブリスニングの効果

  • 英語の音やリズムに慣れる
    無意識のうちに自然な言語のリズムやイントネーションを学びます。

  • リスニング力の強化
    長期的に英語を聞き続けることで、聞き取る力が徐々に向上します。

  • 英語への抵抗感の減少
    英語が日常の一部となり、心理的な壁が低くなります。

パッシブリスニングのやり方

ポイント

  • 継続的に流す
    食事中、家事の時間、就寝前など、日常生活の中で英語を流します

  • 音量調整
    邪魔にならない程度の音量に設定します

  • 多様な音源を使用
    ニュース、ポッドキャスト、オーディオブックなど、様々な種類の音源を活用します

  • 長時間でもOK
    1日数時間流し続けてもOK

  • 気負わない
    内容を理解しようと意識せず、自然に耳に入ってくるままにします

パッシブリスニングで使用する音源

様々なジャンルの音を幅広く


パッシブリスニングの目的は、『様々な英語に触れることで英語の音の感覚を養う』ことです。

そのため、必ずしも全てを理解する必要はありません。

効果的なパッシブリスニングでは、様々なジャンルや話者の音源を使用することが推奨されています。

もちろんアクティブリスニングで使用する教材も利用できます。

その他には、

  • 大人向けのニュース
  • 対話形式のラジオ番組
  • 映画のサウンドトラック

より幅広い音源を活用します。

これにより、日常生活の中で自然に英語に触れる環境を作り出すことができるのがパッシブリスニングの大きな魅力です。

出典:Kuhl, P. K. (2004). Early language acquisition: Cracking the speech code. Nature Reviews Neuroscience, 5(11), 831-843.

英語のイントネーションを習得する難しさ

英語のリズムやイントネーションを習得することは、多くの日本人学習者にとって大きな課題です。

日本語と英語には、以下のような大きな違いがあります:

  • リズムの違い
    日本語は各音節がほぼ同じ長さで発音されるモーラ拍リズムを持っています。一方、英語は強勢拍リズムを持ち、強調される音節とそうでない音節の差が大きいのが特徴です。

  • イントネーションや音の違い
    英語と日本語では、イントネーションや音の種類、アクセントの付け方も大きく異なります。

こうした違いがあるため、大人になってから英語のリズムやイントネーションを身につけるには多くの努力が必要になります。

小さいころからいろんな英語の音に触れることがとても重要です。

おうち英語にパッシブリスニングは重要

私たちは日本語を、日々の生活の中でさまざまな場面から自然に学んでいます。

たとえば、大人同士の会話やニュース、バラエティ番組、お店で流れる音楽などからです。

このように、場面に合った話し方や言葉の使い方を無意識に身につけていきます。



英語の子供向け教材の音声は、ゆっくりでわかりやすく発音されており、子供が聞き取りやすく工夫されています。

しかし、実際の会話はそうではありません。

早口だったり、特徴的な話し方をする人もいますよね。

私たちはいろんな人とのかかわりの中で言葉を覚えていきます。


しかし、日本でおうち英語だけでこの環境を再現するのはとても難しいです。

そのため、教材に加えてさまざまな英語に触れることは、良い刺激となります。

幼児期の音に敏感な時期に、パッシブリスニングを通じてさまざまな英語に触れることは、

総合的な英語の感覚を育てるうえで非常に有効です。

まとめ:かけ流しを使い分けが鍵!

今回は、おうち英語のかけ流し法について2種類のやり方を説明してきました。

まとめ

アクティブリスニング」=インプット目的
・短い時間で効果的に
・意味と音が紐づいている音源を使う

パッシブリスニング」=英語の感覚を養う
・理解しようとする必要なし
・様々な英語音源を使う


自宅保育をしている方や、お子さんと家で過ごす時間が長い方は、スクリーンタイムが気になることもありますよね。

そんなときは、かけ流しを効果的に取り入れてみてください。

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  • この記事を書いた人

チロママ

チロママ|おうち英語マニア。1歳6ヶ月からおうち英語をスタート!日々のおうち英語を通して、効果的な取り組みやメディア、英語絵本などを紹介しています。 🌟 効率的なインプットで「話す力」を伸ばすおうち英語を実践中 👧 チロちゃん情報: 2020/10生まれ/3歳娘/日本語幼稚園に通っています。 親は純ジャパ、ママはフルタイムで働いています。 🌍 ママの英語背景: アメリカカレッジ留学、カナダワーキングホリデー、アメリカ駐在帯同など、計5年の海外生活経験があります。TOEIC870。

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